仕事がつらくてたまらない、もう限界、毎日泣いている…
え?なんでそこにずっといるの?他にいくらでも仕事はあるんじゃないですか?
年齢的になかなか探せない、条件が合わない…
いろいろ提案するも、なんだかんだと理由をつけ全部却下される。
私からしたら、なぜずっとそこにとどまり続けるのかが理解できない。
わたしにはここしかないってガチガチに思い込んじゃってるんですね。
こうなると何を言っても聞く耳持たずなので、私にはどうすることもできなくなります。
でも私もそんな時期がありました。
専門学校に通っていたときにバイトをしていた喫茶店が辛くて辛くて…
バイトが休みの日でも次に行く日のことを考えると絶望的な気持ちになりました。
「辞めさせてほしい」と言う勇気もその頃の私にはありませんでした。
結局そこクビになったんですけどね(笑)
その時のマスターに「そんなんじゃどこでも務まらないよ」と言われたんですけど、すぐに違うバイトを見つけ、卒業までの半年間、とても楽しく過ごせました。
つまり場が違ったんです。
そこの喫茶店は私の合う場所ではなかったんですよね。
ただそれだけの話なんです。
クビになったからって、自分がダメ人間なんかじゃないんですよ。
自分に合う場所を探せばいいだけの話し。
これには後日談があり、卒業間近の2月くらいに、クビにされた喫茶店のマスターから「もう一度うちで働かない?」って電話がきたんですよ。
「は?クビにしたくせに何言ってんの、このくそオヤジ」と心の中で思いつつ
「すみません、地元に帰りますので。就職先ももう決まっています」と20代の私は大人の対応をしたのでした。
クビにしたくせになぜそんなことを言ってきたのかはいまだに謎です。